10月17日 ランディングネットを作ろうかと・・・
え〜、久々でございます。
禁漁となってからは、時折自転車に乗って、パチパチとスローシャッターなんぞをやっております。まあ、皆さんにお知らせしても、きっとつまらんと思うから、掲示板をブログ(日記ではなくて週記)のようにして書いとります。ヒマだったら見て下さいまし。

マニュアルとにらめっこして、セッセと編む。さて、今年のオフには竿作りの予定はなく、その代わりにランディングネットなんぞを作ろうかと思っております。
私は普段、ネットは持ち歩かないんですが、魚全体を写真に撮ろうとする時には、やはりネットがあったほうが収まりがよろしい。で、今使ってるネットに、さほどの不満はないんですが、出来れば、もう少し小ぶりのヤツがいい。その方が魚が大きく見えるから・・。まあ、そんな理由で、ネット製作用の材料を揃えました。

・フレーム用の桧900X2X15mm 3点 188円
・グリップ用の桂250X120X15mm 1点 358円
・糸鋸 198円
クレモナ糸(4〜5枚分) 1000円

フレームの桧はペラペラで、こんなに柔らかくて大丈夫なんだろうかと不安に思うし、グリップの桂は硬くて糸鋸で垂直に切れるとは思えないし、試しに、ちょっと編んでみたクレモナ糸は、う〜ん、メチャクチャ肩が凝る。やっぱり100円の洗濯ネットにすべきだったかと、早くも後悔しております。
はたして、完成までたどり着けるかな・・・?

10月26日 ランディングネット2
その後、夜になるとチマチマとランディングネット作りをやっております。
フレームの桧材は3時間ばかりお風呂に入れたら簡単に曲がってくれました。以前、タモ作りをやった時にはガヤの木を曲げるのに苦労しましたが、今回は簡単でした。多分、高価なフレーム材を使ったなら(きっと硬いと思う)こうはイカンかったでしょう。写真では4枚写ってますが、一番外のやつは整形用のためです。
ただ、グリップ用の桂には苦労しました。糸鋸でガタガタに切って、そしてそれをサンドペーパーで成型。こいつが固い。でも、ホームセンターにはこいつしかなかったから仕方ない。断面は滑らかに、しかも表面との角度は直角にしなければいけないので、この作業には1時間以上かかりました。それでも隙間だらけです。電動糸鋸があったなら、こんな苦労は皆無でしょう。
そしてネット編み。当然不慣れな作業だから肩がコチコチになります。糸を1回1回結ぶのに(蛙結び)変なところに力が入るので、その作業は15分と続きません。休み休みしながらも総計7時間くらいもかかって、ようやく完成しました。
ところが・・・・。

この完成したつもりのネットを紅茶で染色したところ、ググッと縮まってしまった。たしかに各ホームページを参照にすると「染色すると、やや縮む」と書いてある。でも、私の場合には2/3位になってしまった。
う〜ん、これじゃあ使い物にはならんゾ。左の写真は、フレームを接着してネットを仮止めしてみた物です。ネットの深さが16cm程度で、これじゃあ20cmのアマゴにしか対応しない。しょうがない、編み直しです。
今度は染色してから編むつもりです。

今回、ランディングネット作りを始めて思ったんですが、世間に出回ってるハンドメイドネット。あれは高価ですよね。あれは、ネット編み代が5000円か1万円くらいかかってると思う。でも、あれは無意味です。
本当はリリースネットの方がお魚には優しいしはず。しかも安い。
はたして、手編みネットの利点はどこにあるのか・・・?なんて思いながらも、私はセッセとネットを編む。・・・多分、ここに手編みネットの価値があるのか・・・?これは自分で苦労して編まないと、その価値は判らない。だからやはり、市販の手編みランディングネットは無意味だと思う。

 

(御手洗川のモミジ)
10月30日 紅葉狩り(荘川)
今日、テンカラN氏と荘川へ紅葉狩りに行ってきました。
私としては、蛭ヶ野から牧戸にかけてのモミジの写真が撮りたかったのですが、イマイチ染まり具合が遅い。ここいらは来週あたりがよいのではないでしょうか。それでもまあ、そこそこに赤くなってるモミジを撮りながら、あちこちとフラフラしまして、○○川で落ち着く。

この日の昼食は、テンカラN氏オリジナルのケーチャンで、鶏肉に郡上味噌・りんご・人参・ニンニク・トマト・唐辛子・柚子で仕込んだヤツ。このレシピは近所の飲み屋で教わったらしい。でも、それぞれの分量はN氏好み・・・、と言うか、きっと適当でしょう。・・・そしてそのお味は・・・。えー、なんと言うか非常に濃厚な味がします。どちらかと言うと甘めで、ご飯が食べたくなります。この味は、きっと郡上人なら気に入ってくれると思う。町の人には、ちょっと濃すぎるかな・・・?特徴としましては、柚子が効いてます。合わせのキャベツに柚子の香りが染み込んで、そこだけはとっても上品でした。
テンカラN氏へ。
今回は、とっても美味しかったです。あえて苦言を言うなら、鶏肉1キロを2人で食うのは、ちょっとキツイ。(結局1/3は残した)それから、キャベツはもっと多めに。鶏の皮の部分は少なめにお願いします。

そして、そのケーチャンを食い終わった頃に、我々の前に突然ウェットスーツを着て、その手にはヤス・・・ではなくて水中カメラと三脚につけた一眼レフを持った人が現れました。私は「この人はHPで渓流の水中写真を撮って公開してる人ではないか?」と思い、そう尋ねたところ、まさにその人そのものでした。私はそういった突然の出会いが苦手でして、一杯話したいんだけれどしろどもろどの会話となってしまい、N氏がケーチャンを勧めるも、丁重にご辞退なされる。まあ、水温5度の中で活動しておられた方に、寒風の吹く中でケーチャンとビールを勧めるのもなにかと思いまして、しばしの会話の後お別れ。でも私は、あの方を、とっても尊敬しておるのですよ。あのHP上の写真は素晴らしい!!。

この日の写真ですが、こちらにも数枚あります。駄作ですが、そちらも御覧あれ。

追伸:先週やら、その前の日記に9月・・と表記しておりましたが、あれは当然10月の事です。今回改正しましたが、私の脳ミソもそろそろトロケてきたようです。私のHPに間違いがあったなら、どうぞご指摘下さいませ。

この日は、雷が鳴るし、停電するし、難儀な1日でした。
12月5日 大雪
昨晩の天気予報では「山沿いの多い所で40cmの積雪」と言っておりましたが、今朝起きたら、やはり40cmくらい積もっておりました。「おお〜気象庁もなかなかやるじゃあないか」なんて思っておりましたが、こいつがなかなかやまない。その後もボッボボッボと降り続きました。
写真のジムニーは、朝、全部雪を下ろして、そして仕事場に行ってお昼に撮影したもの。ほんの4時間で、これだけ積もりました。この時の積雪が60cmくらいで(40cm+40cm=圧雪されて60cm)、現在(夜10時)が90cmくらいか。なんでも白川村の積雪が50cm強らしいので、この奥美濃あたりが一番雪が多いみたいです(蛭ヶ野は130cm!!)。この時期に、これほど積もったのは初めて。
今日は何回も雪かきをして、おまけに駐車場に入れようとした車がカメになってしまい、脱出には30分以上もかかってしまいました。明日も降ったら、早くも屋根の雪下ろしとなります。もおー、困ったもんです。

私の自転車予定では、粥川の出会いから⇒星の宮神社⇒その先の峠越え⇒新宮神社⇒那比川を下って⇒粥川出合い、をやるつもりだったんですが、これだけ降ると、こりゃあムリですな〜。このコースは来年のお楽しみとなりました。

実際に見ると、もっとインパクトがあるのに・・。技術不足です。

フィルター4枚重ね。やっぱり色がおかしい。
(雪の長良川)
12月23日 大雪 その2
実際にも、こんな感じ。私は1度、新雪に突っ込んでしまった。先月の気象庁発表の3ヶ月予報によると「この冬は暖冬」とのことだったんですが、昨日発表の3ヶ月予報では「20年ぶりの寒い冬」と、手のひらをコロッとひっくり返しましたね。そんないいかげんな予報なんか、しなければいいのに・・・。

今日の白鳥町は、そこらじゅう真っ白(左写真)。道と雪の境目もはっきりしません。街中を走ってても、どこを走ってるのか判らないし、なんか石徹白に居るみたいです。周りの方々はね、もう必死になって雪かきしておりましたよ。
私も朝ちょっとだけ雪かきしましたが、もう飽きてしまった。だから、カメラ持って川を見てきました。でも、橋の欄干には雪がうず高く積もっててなかなか川が見えないし、駐車スペースを探すにも一苦労。ようやく越佐橋の所に車を止めて欄干の雪を落としたら、う〜ん、なかなかなオブジェが立っておりました(上段、上の写真)。本当はもっと低いアングルから撮りたかったんですが、そりゃあムリですね。
その後、場所移動して、無謀にもスローシャッターもやる(上段、下の写真)。右の写真は、その撮影現場です。新雪の中に車を突っ込んで、橋の欄干に積もった雪をスコップで落として、横を通り過ぎる車からは変な目で見られて、そしてようやく撮影です。でもね、苦労すれば良い写真が撮れる訳では無いという一例に終わってしまいました。

えー、このうっとうしい雪ですが、たまには、こうやって楽しむ事も大事ですね。そう思わないと、やってらんない!!。

帰宅後は、やっぱり雪かき。明日はまた、屋根に上るのかな〜。とほほ・・・。

31日の切立川出合いの長良川。とても川岸までは近づけません。
本年も宜しくお願い申し上げます。
(ゆううつなドクロ)
1月5日 アンタイトルド
このお正月は、皆さん、どんな風に過ごされましたか?
まあ、酒飲んで寝てた方やら、吹雪の月見へ行ってた方やら色々とおいででしょうが、私の場合は、どちらかと言えば前者の方ですね。

今回は、そのお正月の間に、手慰み程度にチョッとお写真を撮りました。
写ってるのは、すべて氷です。その氷に偏光版(PLフィルター)を通した光を透かして、さらにPLフィルターで撮影すると、こんな風に写ります。始めてその映像を見ると感動しますが、それを作品に仕上げようとすると・・・、なかなか難しいですね。
釣りのページにはふさわしくない写真ではありますが、とりあえず「掛軸の趣味」の一環として、掲載いたします。
その他の写真はこちらをどーぞ(タイトルに注

(左が1号、右が2号)
1月23日 ランディングネットその後
11月に初めて作ったランディングネットですが、「紅茶染めのネットの色が気に入らん」「グリップの模様が単調だし、太い」「塗装がヘタ」等など不満ばかりでした。そこで12月になってからランディングネット2号を作りました。
まず、ネットの色について。これは今回、ダイロンマルチカラーなる物を入手。ちょっと大きな手芸洋品店で、1色450円くらいで売ってるらしい(私は釣具屋のネット通販で入手)。1号に使った紅茶染めは破棄して、新たに編みました。そして1号には「グレー+ブラック少々」2号には「グリーン+ブラック少々」で染色。水に濡らすと、しっとりと濃い色となって、アマゴ撮影のバックとしては中々に気に入っております。
グリップ材は2号も1号と同じカツラ材。私の近所のホームセンターでは、15mm厚の板が、これしかなかったから仕方ない。そこで2号については、そのカツラの表面をバーナーで軽く焼いてから成型しました。こうすると木目も強調されるし、上の部分(Yの字の真ん中の所)の削り出しが白くなってメリハリもつきます。我ながら良いアイデアだと自画自賛。
そして塗装は・・・。1号よりはマシにはなったものの、五十歩百歩というところです。
そうこうして完成したランディングネット2号ですが、やはり不満がつのります。塗装はもちろんの事ながら、まず、グリップとフレームの間に隙間があります。これは、グリップ材を、糸鋸でギコギコやってペーパーで成型してるから、イビツな断面となって隙間となります。本当は電動糸鋸が欲しいところですが、誰か持ってたら貸し手下さい。
あと、フレームが厚すぎ。せっかくグリップを細くしたのに、これではアマゴが小さく見えてしまう?。そもそも私は、お魚を大きく見せる為のランディングネットを作ってるのだから、極力繊細なランディングネットを作らなければいけません。その為にネットの網目も普通なら2cm角の所を1.5cm角にしてるのに・・。いや、そう考えたらクレモナ糸も、もっと細い物を使った方がいいのか・・・。そうなるともう釣具屋では売ってないから、魚網屋で1000m単位で買わなければいけないのか・・・・・。う〜ん。

さて、読書。
今回は釣り人社の、”釣り人の「マジで死ぬかと思った」体験談”。これは「月刊釣り人」に掲載されたものをまとめたものです。タイトルから想像すると、今だから笑える失敗談が中心と思ってたのですが実際に読んでみると、マジというか、洒落にならない体験談も結構含まれております。
たとえば、竿が電線に触れて感電。全身50%の大やけどを被い、その後苦痛の闘病生活を強いられた人のお話。また、氷結湖に転落をした弟を助けようとして兄も転落。その時の兄弟の会話には、鬼気迫るものがあります。もちろん助かったものの、2ヵ月後の執筆時には、いまだ後遺症に苦しんでおられる。あと、ベニテングタケをベニテングタケと承知して食し、あちらへ行きかけたおバカさんの話もあります。
この本、面白いです。
ただ、B6判130ページで945円は高い。こういうのは廻し読みに限りますね。まずは船長にお預けします。この本読みたい方、ご予約お受け致します。